さらなる有線リモコンさ

 前に述べた有線回路は無線にするための途中の段階です。では無線にしなくていいからもっと別な回路はないの? と思った方、あるんです。もっといい回路が。前に述べた回路はリモコンと本体とをつなぐコードが10本、 つまり電池に2本, 各モーターに2本必要になります。
 必要なコードの本数をN、モーターの数をmとすると
  N=2+2×m=2(1+m)
となります。ちょっとコード多いですね。
 そこで登場するのが次に紹介する「田んぼ回路」です。これは中学生の時に授業で習ったのですが、 なんでも3年生の先輩が考え付いたものだそうです。頭いいですね。とりあえず回路を見てもらいましょう。


 前はモーターの正転逆転をスイッチの端子をクロスさせて行いましたが、これは電池を2個使います。 互いに逆向きの電池を必要なときに接続させるのです。これはリモコンと本体をつなぐコードが 6本ですみます。 つまり電池に2本、各モーターに1本必要になり
  N=2+m
となるのです。ただし前のものより電池の数が増えるので重くなるまた片方の電池だけ早くなくなる、 という欠点があります。どないしよ。