ボールを取り込むのさ

 シュートをするには特定の位置にボールを置かなくてはなりません。そのためには確実にボールを キープしなくてはなりません。
 まず初めに「すくう」ことを考えました。左図の様に、前ですくって後ろに運ぶのですが、 この方法にはいくつかの欠点がありました。一つは壁を利用しないとすくえないこと二つめは早く 運ぶとどこかへ飛んでしまうこと、そしてモーションが大きいため運ぶ途中に相手に取られてしま うことです。

 二つめは左下の図の様にボールをはさんでしまうことによって解決できます。ですが、実際にやって みるとボールとはさむ部分のギヤボックスが重くてなかなか持ち上がらないという結果が得られたのでした。
 それで次に考えたのが「まねきこみ」でした。これは下図のようにやぐらをたてて、とびらを開け たり閉めたりしてボールを取り込むのです。この方法だと確実なのですが、シュート機構の位置を変え ねばなりません。ですが確実さがほしかったのでこの方法で検討するのでした。


 ところで、この方法だとボールを取り込むまでに
 ・ふたを開ける
 ・ボールを取り込む
 ・ふたを閉める
 と三つの動作がいります。こんな作業をしているうちに相手に取られてしまうこともあります。 そこでこの動作を一つにするすばらしいアイデアが浮かびました。下図を見てください。ふたの裏 側にボールを取り込む方向と垂直に軸を持つようにタイヤを取り付けるのです。そしてふたをボー ルがすこし触れるくらいの高さに仮止めして開いておきます。そして、このままボールを取り込め ばいいのです。コートのどこでもボールをキープすることができます。さらにふたの裏に付けたタ イヤを一方向にしか回らないタイヤ(タミヤのミニ四駆のデフギヤホイール付タイヤなど)を付け れば、取り込むけど出さないというすばらしい取り込み機構が出来上がります。